コンセプトは、見て、食べて、ポジティブな気持ちになれるお菓子を作ること。 福良堂（ふくらどう）は、「贈っても、もらってもうれしい気持ちになれる」「見て、食べて、手に取ってわくわく・ウキウキできる」お菓子をお届けすることを目指して、2024年にオープンしたお店です。 料理好きな母の影響で中学生の頃からお菓子作りを始めた私は、昔からクッキーやプリンを友達にプレゼントするのが大好きでした。大人になるとお菓子作りから離れましたが、結婚して1人目の子どもが生まれた頃、夫がいただいてきたバレンタインのチョコレートのお礼にシフォンケーキを手作りしてみよう！と思い立ったことで、転機が訪れます。 久しぶりのお菓子作り、人生初のシフォンケーキを焼いた結果は大失敗（笑）。ここで私の負けず嫌いに火が付き、「毎日3ホール、シフォンケーキを焼く」という日課が生まれました。そうして上手に焼けるようになったら、周りに「販売すれば良いのに」と言っていただけるようになり、真剣にお菓子屋さんとしての起業を考えるようになったのです。 しかし、その当時まだ上の子は3歳。起業を夢見ている間に2人目も誕生。時間的・金銭的に自分でビジネスを立ち上げるのが難しい状況が続きました。それでも、起業に向けて細々と情報収集を続ける中で出会ったのが、アメリカで発祥し、日本では取り扱うお店が少ない「ケーキポップス」でした。 ケーキポップスとは、焼いたケーキを砕いてシロップやクリームチーズ等と混ぜ合わせ、棒に挿してチョコレートでコーティングしたお菓子のこと。キャンディのようなかわいい見た目をしているのが特徴で、やわらかい生地の独特な食感を楽しめるスイーツです。 見ているだけで楽しくなるケーキポップスに「これだ！」と思った私は、教室に通い作り方を習得。私が暮らす地元、岡山県津山市産の小麦粉を100％使用すること、ポジティブで楽しい気持ちになれる華やかなデザインにすること、そして風味豊かで甘過ぎない日本人好みの味にすることにこだわって、一つずつ丁寧に手作りしています。 母の日、父の日、結婚記念日やお誕生日などのお祝い事の贈り物をはじめ、結婚式の際にゲストにお渡しするプチギフトや、いただいたお祝いへのちょっとしたお礼の品として。 どなたかのうれしい、楽しい、幸せな瞬間に、福良堂のお菓子がお役に立てますように。